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サウンド設定

既定のデバイス

これはデバイスが複数ある場合にどのデバイスを利用するかという音声関連の基本設定です。
ここで間違ったデバイスが設定されていれば、目的の音声が想定している場所に流れません。
なお、既定のデバイスは再生と録音で、それぞれ1つずつしか設定できません。
サウンドテクニック

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生、録音→利用するデバイス(右クリック)→プロパティ→詳細→既定のデバイスとして設定

既定の通信デバイス

これは通話ソフトを利用した音声通信で利用するデバイスの設定で、通常はヘッドセットなどを指定します。
なお、既定の通信デバイスも再生と録音で、それぞれ1つずつしか設定できません。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生、録音→利用するデバイス(右クリック)→プロパティ→詳細→既定の通信デバイスとして設定

聴く機能

サウンド設定の録音項目にある聴く機能は特別利用しない場合は、全てオフにしておいてください。
これがオンになっているとエコーやハウリングなどトラブルの原因になる場合があります。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→録音→対象デバイス(右クリック)→プロパティ→聴く→このデバイスを聴く(チェックを外す)

音質設定

PCの音質レベルは音源や出力先の上限レベルまでしか出力できませんが、一般的な音質上限はCD音質程度までです。
また、実際は音質レベルを変更してもあまり差がなく、24bitの音源自体も少ないので、比較的データ量の小さいCD音質で十分なようです。
なお、リンク先に音声サンプルがあるので、気になる人はダウンロードして「スタジオ音質(24bit)」で聴き比べてみてください。
LessLoss(音声サンプル/16bit&24bit)
24ビットの音にしても利用者にはなんの得にもならない理由

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生、録音→対象のデバイス(右クリック)→プロパティ→詳細→CDの音質

音量設定

音量調節

音量レベルの初期値を設定します。
音量の設定は全てのデバイスに用意されているので、再生と録音のバランスを考えながら行ってください。
また、利用するオーディオ機器、オーディオソフト、Webサイトなどの各設定でも個別に調節する事ができます。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生、録音→各デバイス(右クリック)→レベル

音量自動調節機能

既定の通信デバイスには通話時に他の音量を自動調節して音量を小さくする機能が備わっています。
例えば通話ソフトで着信があり通話を開始すると、それまで聴いていた音楽の音量が自動的に小さくなります。
これが逆に不要と感じる場合は「無効化、ミュートにする、80%下げる、50%下げる」などに設定する事ができます。
なお、この機能には色々と問題点も多いため、通常は無効化しておく方が使いやすいと思います。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→通信→何もしない(チェックを付ける)

マイクブースト機能

マイクブーストを利用するとマイク音声が大きくなりますが、その分ノイズも大きくなります。
マイク音声が小さい時は、この設定を調整してみてください。
設定が調整できない場合は、後述のRealtek HD オーディオマネージャーの設定で修正してください。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→録音→マイク(右クリック)→プロパティ→レベル→マイクブースト

Realtek HD オーディオ設定

Realtek HD オーディオ

PCによってはWindowsのサウンド設定とは別に、Realtek HD オーディオマネージャーが存在する場合があります。
このRealtek HD オーディオマネージャーの設定によっては、サウンド設定にも影響するので注意してください。
特に問題が無ければ以下の設定で良いと思いますが、変更する場合は設定内容を理解した上で行ってください。

Realtek HD オーディオ:スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→RTSnMg64.cpl

デバイスの設定

デバイスの詳細設定です。

画面右上の「デバイス詳細設定」をクリック

  1. 再生デバイス:外部ヘッドフォンを差し込むと、内部出力デバイスを消音にします。
  2. 録音デバイス:内蔵マイク及びマイク端子を、1つのマイクとして扱います。

機器接続時の動作設定

機器接続時の動作設定です。

画面右上の「黄色いフォルダアイコン」をクリック

  1. オーディオ機器を接続した時に、端子の機能を選択するウィンドウを表示します。:チェックを外す
  2. 内蔵スピーカーを常に有効にします:チェックを外す
  3. マイク端子のマイクブーストを固定します:チェックを付ける
  4. フロントパネルジャック検出を無効にします。:チェックを外す(チェックを付けるとスピーカーとヘッドフォンの音を同時に出せる)

タスクトレイアイコンの非表示設定

タスクトレイアイコンの非表示設定です。

画面右下の「iマークアイコン」をクリック→通知領域にアイコンを表示(チェックを外す)

WASAPI設定

WASAPI

これは特定音声のみを独占利用するか、複数の音声を共有利用するかの設定です。
排他モードはしっかりと理解して利用しないとトラブルを起こす原因にもなります。
WASAPIとは

  1. 排他モード:特定音声のみの利用になるが、品質が向上する
  2. 共有モード:複数音声を同時利用できるが、品質は低下する

排他モード

排他モードをオンにすると特定の音声しか使用できませんが、代わりに高品質で音声を利用する事ができます。
ただし、排他モードに対応したソフトでしか利用できないのと、複数音声の同時利用ができなくなります。

  1. メリット:高品質な音声が利用できる
  2. デメリット:複数音声は同時利用できない、排他モードに対応したソフトでしか利用できない

共有モード

排他モードをオフにすると共有モードになり、複数の音声を同時に利用できます。
ステレオミキサーを使って音声を同時利用するような場合は、こちらの共有モードを利用します。
排他モードと比べて音質や処理速度は低下するかもしれませんが、通常はこちらを利用するのが無難と言われています。

  1. メリット:複数音声を同時利用できる、ほとんどのソフトで利用できる
  2. デメリット:排他モードと比べて品質が低下する

設定方法

設定は以下の方法で可能です。
チェックを付けると排他モード、チェックを外すと共有モードになります。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生、録音→利用するデバイス(右クリック)→プロパティ→詳細→アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする

効果音設定

システム音

システム音はオフにする設定とミュートにする設定があります。
また、タスクトレイに音量アイコンが表示されていない場合は、リンク先を参考に表示する事ができます。
タスクトレイシステムアイコンの表示設定

  1. オフ設定:スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→サウンド→サウンド設定(サウンド無し)、Windowsスタートアップのサウンドを再生する(チェックを外す)
  2. ミュート設定:タスクトレイ→音量アイコン(右クリック)→音量ミキサーを開く→システム音(ミュート)

ビープ音

ビープ音は以下のどちらの方法でも停止する事ができます。

  1. デバイスマネージャーでオフ:スタート(右クリック)→デバイスマネージャー→表示→非表示のデバイスの表示→デバイスの項目→プラグアンドプレイではないドライバ→Beep(右クリック)→プロパティ→ドライバ→スタートアップの種類(無効)
  2. BIOSでオフ:PCを再起動→BIOSの設定→BeepをOFF

効果音

使用するソフトによっては効果音が利用できますが、それらが不要ならソフト側の設定でオフにしてください。

デバイスのサウンド設定

デバイスの拡張機能設定

デバイスが持つオーディオ拡張機能(音声エフェクトやエコーキャンセラーなど)の設定です。
対象のデバイスでオーディオ拡張機能を使用する場合は有効に設定しますが、ノイズなど問題が生じる場合は無効化してください。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl

  1. 再生→対象デバイス(右クリック)→プロパティ→詳細→信号の拡張機能→オーディオ機能拡張を有効にする
  2. 録音→対象デバイス(右クリック)プロパティ→詳細→信号の拡張機能→オーディオ機能拡張を有効にする

不要なデバイスの制限

特に利用しないデバイスがあれば全て無効に設定してください。
利用しないデバイスを無効化する事で、予期せぬノイズの防止や無駄を省く事ができます。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生、録音

AGC(Automatic Gain Control)の設定

AGCは自動で出力音量を自動補正する機能です。
ヘッドセットやマイクなどに備わっている場合があり、通常は無効で問題ないと思います。
出力を自動的に補正させたい場合は有効にしてください。
自動利得制御(AGC)とは

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→録音→対象デバイス(右クリック)→プロパティ→カスタム→AGC

その他のサウンド設定

内蔵マイク設定

ノートPCに内蔵されているマイクは以下の方法で無効にする事ができます。
また、設定によってはマイク機器を接続すると自動で内蔵マイクはオフになります。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl

  1. 再生→スピーカー(右クリック)→プロパティ→レベル→マイク(オフ)
  2. 録音→マイク(右クリック)→無効

ラインの設定

内蔵マイクと一緒にラインも表示されていると思いますが、これも不要なら無効にする事ができます。
ちなみにラインは外部オーディオ機器と接続して、音声データを相互利用するための機能です。

スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→mmsys.cpl→再生→スピーカー(右クリック)→プロパティ→レベル→ライン入力、Line Out(どちらもオフ)

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