mozjpegの使い方
mozjpegの準備
mozjpegはFileOptimizerに同梱されているので、それを利用すると簡単です。
GUIが良いならFileOptimizerをそのまま利用してください。
- GUI版:FileOptimizerから最新の「FileOptimizerFull.zip」をダウンロードする
- コマンドライン版:mozjpegtran.exe(64ビット版)、mozjpegtran.exe(32ビット版)をダウンロードする→適当なフォルダに移動する
batファイルの作成
JPEG画像を最適化するためのbatファイルを作成します。
batファイルの作成方法
@echo off
cd "ターゲットフォルダのパス"
for %%1 in (*) do "mozjpegtran.exeのパス" -optimize -copy none -outfile "%%1" "%%~n1.jpg"
for /r %%1 in (*) do if /i "%%~x1" neq ".jpg" del "%%1"
mozjpegのコマンドオプション
mozjpegのコマンドオプションです。
- -optimize:画像を最適化する
- -copy none:Exifなどの不要データの削除(Exifについて)
- -outfile:出力ファイルの指定
- for /r~:不要ファイルの削除(ターゲットフォルダ内のjpgファイル以外を削除)
mozjpegの連携最適化
他の最適化ソフトと連携させる
mozjpegと他の最適化ソフトを連携させる事で、より高い最適化を行う事ができます。
Guetzliと連携させる場合は「guetzli→mozjpeg」の順番で最適化すると効果が高いようです。
- オリジナル画像:25.73KB
- guetzliで最適化:14.24KB(-11.49KB)
- mozjpegで最適化:25.52KB(-0.21KB)
- 「guetzli→mozjpeg」で最適化:13.51KB(-12.22KB)
連携最適化
mozjpegとguetzliを連携処理させて最適化する方法です。
@echo off
cd "ターゲットフォルダのパス"
ここにGuetzliのコードを記述する(Guetzliの使い方)
for %%1 in (*) do "mozjpegtran.exeのパス" -optimize -copy none -outfile "%%1" "%%~n1.jpg"
for /r %%1 in (*) do if /i "%%~x1" neq ".jpg" del "%%1"
mozjpegの応用テクニック
画像変換+連携最適化
ファイル形式をJPGに変換して連携最適化を行う方法です。
異なるファイル形式を最適化する場合は、この方法で一度変換する必要があります。
@echo off
cd "ターゲットフォルダのパス"
ここにフォーマット変換のコードを記述する(ImageMagickのリサイズと変換)
for /r %%1 in (*) do if /i "%%~x1" neq ".jpg" del "%%1"
ここにGuetzliのコードを記述する(Guetzliの使い方)
for %%1 in (*) do "mozjpegtran.exeのパス" -optimize -copy none -outfile "%%1" "%%~n1.jpg"
透過画像の最適化
透過画像をJPGに変換して最適化する方法です。
透過が含まれる場合はImageMagickで背景色を白などに変換してから最適化を行います。
@echo off
cd "ターゲットフォルダのパス"
ここに透過画像のフォーマット変換のコードを記述する(透過画像のフォーマット変換)
for /r %%1 in (*) do if /i "%%~x1" neq ".jpg" del "%%1"
ここにGuetzliのコードを記述する(Guetzliの使い方)
for %%1 in (*) do "mozjpegtran.exeのパス" -optimize -copy none -outfile "%%1" "%%~n1.jpg"