FFmpegの使い方
batファイルの作成
FFmpegをコマンド処理で使用するためには、batファイルの作成が必要です。
batファイルの作成方法
使用する実行ファイル:ffmpeg.exe(ffmpegフォルダ\bin)
FFmpegのコマンド
ファイルコマンド
ファイルの処理で使用したコマンドです。
- -y:上書き許可
- -i:入力ファイル名
ビデオコマンド
映像や動画の処理で使用したコマンドです。
- -loop:ループ再生
- -c:v:動画コーデックの指定
- -c:a:音声コーデックの指定
- -c:v copy:再エンコードの防止(動画の無劣化コピー)
- -c:a copy:再エンコードの防止(音声の無劣化コピー)
- -c:a libmp3lame:lame MP3エンコーディングライブラリの指定
- -map 0:v:0 -map 1:a:0:元動画ファイルに音声が含まれていても処理する
- -vframes:フレーム数(画像が1枚で良いなら省略可能)
- -ss:切り出し地点(秒数で指定、動画を再生して確認)
- -b:v:ビデオビットレート
- -vf:ビデオフィルター
- -r:フレームレート数の指定(fps)
- -ss:頭部分のカット時間(「-i」より手前に記述した方が処理が速いそうです。)
- -t:終わり部分のカット時間(書式は「00:00:00」のように記述する)
- -plays:ループ回数を指定する(「0」を指定すると無限ループになる)
- -final_delay:指定秒数後にループ再生する
- -f:出力するファイル形式を指定する(「apng」を指定するとアニメーションPNGファイルになる)
- -an:音を消す
- -vf scale=横幅:縦幅:動画のサイズを指定する(「-1」を指定するとアスペクト比を計算して自動的に値を設定する)
- -video_size:画面サイズ
- -framerate:フレームレート数
- -c:v:出力ファイルのコーデック
- -pix_fmt:オプションでyuv420pを指定すると再生可能な動画プレイヤーソフトが増えます。
オーディオコマンド
音声の処理で使用したコマンドです。
- -ac:音声のチャンネル数
- -ab:オーディオの全チャンネル合計のビットレート
- -ar:サンプリング周波数
- -b:a:オーディオビットレート
- -ss:頭部分のカット時間(秒数指定と「00:00:00」の形式での指定が可能、「-i」より手前に記述)
- -t:終わり部分のカット時間(秒数指定と「00:00:00」の形式での指定が可能)
- -c:a copy:元のオーディオコーデックをそのまま流用する(再エンコードしないので高速処理が可能)
ファイル削除のコマンド
FFmpegで使用したファイル削除のコマンドです。
- for /r~:不要ファイルの削除(ターゲットフォルダ内の指定ファイル以外を削除)
- del ~:不要ファイルの削除(ターゲットフォルダ内の指定ファイルのみを削除)