Firefoxの設定管理
プロファイルのバックアップ(設定ファイルの保存)
Firefoxの設定ファイルは以下の場所に保存されているので、設定ファイルを丸ごとバックアップしておくと万一の際にも安心です。
また、1クリックで保存や復元ができるように設定しておけば、定期バックアップや復元作業を簡単に行う事ができます。
ファイルバックアップソフト
バックアップコマンドプログラム
- バックアップ:保存元(%userprofile%\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles)→保存先(安全な保存場所)
- リストア:復元元(バックアップした設定ファイルの保存場所)→復元先(%userprofile%\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles)
プロファイルのクリーンアップ
プロファイルをクリーンアップしたい場合はFirefoxを新規インストールする必要があります。
また、Firefoxの設定内容は分割すると以下のようになるので、個別に必要なものだけを残す事もできます。
プロファイルに格納されている情報
Firefoxの全設定:%userprofile%\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles
- ツールバーやウィンドウの設定:xulstore.json
- about:configの設定(アドオンの設定も含む):prefs.js
- ユーザー設定(ユーザーが作成したファイル):user.js、chrome\userChrome.css
- 検索エンジンリスト:search.json.mozlz4
- ファビコン情報:favicons.sqlite
- ブックマーク情報:places.sqlite
- アドオン情報:extensions、browser-extension-data、extensions.json、extension-settings.json
プロファイルの複数利用(多重起動、多重ログイン)
プロファイルにはアドオンやブックマークを含む全ての設定情報が格納されており、複数作成すれば設定の異なるFirefoxを利用する事ができます。
また、この方法は多重起動や多重ログインも可能なので、複数のブラウザで作業したい時でも他のブラウザをインストールする必要がありません。
ただし、複数のプロファイルを利用すると設定などは同期されないので、アドオンや設定は個別に管理する必要があります。
プロファイル
- ショートカットファイル(右クリック)→プロパティ→リンク先→末尾に( --profilemanager)を付加する
- ショートカットファイル(ダブルクリック)→新しいプロファイルを作成
- ショートカットファイルの先ほど付加した部分を削除→末尾に( -P 新しいプロファイル名 -no-remote)を付加し直す
- 以後はショートカットファイルをダブルクリックすると、自動的に指定したプロファイルでFirefoxが起動します。
- 通常のショートカットからはデフォルトプロファイルで起動できるので、両方起動すると多重起動や多重ログインが可能です。