ファイルのセキュリティ設定
自動実行の制御
自動再生をオンにしているとウイルスに感染する場合もあるので、安全を考慮してオフにします。
自動再生設定
マクロ
マクロを使用する場合はマクロウイルスへの対策が必要です。
主な対策にはソフトの設定でセキュリティレベルを高めたり、セキュリティソフトで常時監視させるなどの方法があります。
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マクロウイルスとは?
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VBScript
VBScriptでもウイルス感染などの危険性があります。
VBScriptとセキュリティ
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ファイルの危険性
ファイルの危険性
画像、動画、音声などのファイルにはウイルス感染の可能性が低いとされていましたが、こうしたファイルにもウイルス感染の事例があるようです。
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JPEG画像ファイルに感染するウイルスが登場
Webファイルの危険性
出所のわからないファイルには、ウイルスが混入している事があります。
大手サイトから入手したものなら比較的安全だと思いますが、見知らぬ個人サイトのファイルを利用する時は注意が必要です。
最近起こった遠隔操作ウイルス事件も、元は掲示板サイトでウイルス入りのソフトをダウンロードしたのがはじまりです。
特にソーシャルサイトではチェックが難しいため、悪用されて悪質ファイルが流れる場合もあります。
できれば安全な大手サイトからダウンロードするか、ネットで情報を調べて安全性を確認した上で利用するようにしてください。
Web素材の危険性
Web上で素材を提供しているサイトもありますが、アダルトに限らず危険なファイルを配布しているサイトが多数存在します。
特に画像検索でヒットするサイトには注意が必要で、普通に検索しても危険な判定を受けるサイトがあります。
こうした問題はアプリストアと同様に管理不備が要因だと思われますが、ユーザー側が対策をする事である程度防ぐ事ができます。
ファイル共有の危険性
ファイル共有の世界は不特定多数の人がファイルを共有しているため、流通するファイルは違法・合法にかかわらず危険度の高いものとなります。
特に違法性のあるファイルにはウイルスが混入している事が多く、古くはWinnyの時代から感染被害が数多く報告されています。
また、ファイル共有で特に多いウイルスは情報漏洩型ですが、一般的なウイルスと違って駆除しても流れ出た情報を修正する事はできません。
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ファイル共有ソフトの利用とその危険性
ファイルのチェック方法
仮想環境
ファイルチェックやインストールチェックを行う場合は、できるだけ安全な仮想環境で作業してください。
最近のセキュリティソフトの多くが採用しているのが、サンドボックスという仮想化機能です。
これは仮想的な環境を作り、そこで各種プログラムの実行やファイルを開くというものです。
仮に実行したプログラムがPCに有害なものであっても、仮想環境内で実行されるので安全です。
ただし、仮想化で消せるのは仮想化された範囲までで、ネット上や他のドライブに移動したデータは残ります。
このためファイル流出系のウイルスなどには効果がないので、これ1つで安全というわけではありません。
サンドボックスソフト
仮想化ソフト
圧縮ファイルチェック
安全な圧縮ファイルのチェック方法です。
圧縮解凍ソフトの中には圧縮ファイルの閲覧機能を備えるものもあります。
この機能を使って解凍前にファイル内容をチェックする事で、ウイルス感染などを未然に防ぐ事ができます。
圧縮解凍ソフト
偽装ファイルチェック
偽装ファイルかどうかを判別するには、ソフトを利用して拡張子を検査するのが効果的です。
ファイル変換ソフト