LAN転送
LAN転送
LANケーブルを利用してデータを転送する方法です。
LANケーブルを利用する場合は古いPCでも利用が可能で転送速度も高速ですが、OSの対応とネットワークやファイル共有の設定が必要です。
なお、共有方法にはパブリックフォルダや共有フォルダがあります。
- 長所:価格が安い、転送速度が高速
- 短所:面倒な設定が必要、OSが対応していないと利用できない
パブリックフォルダ
LANケーブルを接続して以下の設定を行うだけで利用できるデータ転送方法です。
パブリックフォルダとは、あらかじめWindowsに用意されている共有専用フォルダの事です。
このパブリックフォルダを利用すれば、同一PCのユーザー間や同一ネットワーク上のPC間でデータを共有する事ができます。
なお、この設定は利用するネットワークごとにプロファイルが作成されています。
- スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→control /name Microsoft.NetworkAndSharingCenter→共有の詳細設定の変更→パブリックフォルダの共有→有効にする
- パブリックフォルダの場所:C:\Users\Public
共有フォルダ
LANケーブルを接続し、共有フォルダを作成してデータを転送する方法です。
この方法は従来から備わっているファイル共有機能で、特定のフォルダを共有フォルダに設定して利用します。
ファイル共有を実行しよう
ホームグループを使わずに他のパソコンとフォルダーを共有する方法を教えてください。
USB転送
USB転送
USBケーブルを利用してデータを転送する方法です。
設定不要で簡単に利用できるのがこの方式の特徴で、USB規格に対応していればどのOSでも利用できます。
ただし、LANケーブルと比べて料金が多少割高なのと転送速度が低速です。
- 長所:面倒な設定が不要、OSに関係なく利用できる
- 短所:価格が割高、転送速度が低速
高速型USB転送
USB3.0に対応した製品を利用する事で、高速なUSB転送が可能になります。
最初にコストがかかるかもしれませんが、環境が整えば簡単に高速転送が利用できます。
ただし、利用する各製品の全てがUSB3.0に対応している必要があります。
ストレージ転送
PC間に外付けHDDを挟んでデータの橋渡しを行う方法です。
PC同士を繋ぐUSBケーブルは割高で、LANの設定は面倒という場合はこの方法を利用すれば簡単です。
外付けHDDなら設定やケーブルを変更する事無く、どのPCでも簡単に利用できるというメリットがあります。
この方法はデータを一度外付けに移動するため転送時間はかかりますが、日頃から外付けにデータをバックアップしておけば問題ありません。
その他のデータ転送
Web転送
インターネットを利用して転送する方法には、メール添付、ファイル転送、ファイル共有などのサービスを利用する方法があります。
これらの方法はネット環境さえあれば誰でもどこからでも利用できますが、回線速度に依存するので高速回線の利用が条件になります。
- メール添付:メールに添付して転送する方法
- ファイル転送:FTPやメッセンジャーソフトなどの転送機能を使って転送する方法
- ファイル共有:オンラインストレージやファイル共有ソフトを利用してファイルを共有する方法
メディア転送
メディアを利用して遠方にデータを送る方法です。
USBメディアにデータを保存し、メディア自体を遠方の相手に郵送します。
この方法は外部から盗み見られる可能性が低いため、比較的安全にデータを目的地に送る事ができます。