タッチタイピングの基礎知識
タッチタイピング
タッチタイピングとは目で見ずにキーボードを打つタイピング方法で、PCを利用する上では基本とも言えるものです。
かつてはブラインドタッチとも呼ばれていましたが、現在ではタッチタイピングが一般的な名称となっています。
ちなみに事前に爪を切っておくと、少しは打ちやすくなると思います。
タッチタイピングとは
ブラインドタッチとは
タイピング速度世界一の17歳の少年はどうやって「分速305語」という異常なスピードに到達したのか?
タイピングのホームポジション
タッチタイピングを行う時の指を置く初期位置です。
タッチタイピングでは必ずこの位置からスタートするので、練習時もホームポジションからスタートしてください。
- 親指:スペースキー
- 人差し指:Fキー(左)、Jキー(右)
- 中指:Dキー(左)、Kキー(右)
- 薬指:Sキー(左)、Lキー(右)
- 小指:Aキー(左)、;キー(右)
タイピングの入力方式
キーボードの打ち方にはローマ字入力(ローマ字打ち)とカナ入力(カナ打ち)の2種類があります。
日本語だけのタイピングなら、後者のカナ入力の方が遥かに速く打てます。
これに対してローマ字打ちは速度は落ちますが、英語にも日本語にも対応できる応用性があります。
このためプログラミングや英字を多く打つような場合は、前者のローマ字打ちの方が速く打てます。
タッチタイピングを習得する場合は、まずどちらの入力方式を重視するのかを決めてください。
大抵の場合は応用が効き、習得しやすいローマ字打ちからおぼえます。
ちなみに日本語の場合は親指シフト(NICOLA)の入力方式が最も速く、ちょっと変わったところでは京都打ちという打ち方もあるようです。
親指シフトエミュレータソフト
NICOLA 日本語入力コンソーシアム
親指シフト(NICOLA)まとめWiki
手元を見ずに記号・数字キーを確実に押せるたった1つの工夫「京都打ち」
- ローマ字入力:日本語と英語の両方が打てる入力方式
- カナ入力:日本語に特化した入力方式
- 親指シフト(NICOLA):親指でShiftキーが打てるカナ入力に特化した入力方式(日本語なら最速の打ち方)
タッチタイピングの練習方法
キー配列の暗記
キーの配列を覚えるだけならPCがなくてもかまいません。
キーボードの配列を紙にでも書いて、それを少しずつ暗記して行きます。
暗記の仕方ですが、左からQWERという感じで4文字ずつおぼえるようにします。
お風呂に入りながらでも良いですし、寝る前に布団で繰り返しても良いです。
ローマ字打ちの場合ならこれを毎日続ければ、長くても一週間ほどで丸暗記できると思います。
カナ打ちでも2週間あれば覚えられます。
タイピングの実践練習
キー配列が暗記できたら実践練習に入ります。
まずは通常のPC操作をタッチタイプで行って癖をつけますが、最初は遅くても確実に打つように練習をしてください。
また、この時にキーボードを見るのではなく、覚えたキー配列を思い出しながら打つようにします。
最初はスピードも遅く、あまりうまくできないかもしれませんがすぐに慣れてきます。
タイピングソフトの活用
キーボードを見ないでもある程度打てるようなってきたら、タイピングソフトを使って最終段階に入ります。
実践練習と同じく最初は遅くても確実に打つ練習からはじめます。
慣れてきたらそこにスピードをプラスして、できるだけ速く確実に打ってひたすら高得点を目指します。
最終的に1級が取得できるくらいになれば、タイピングに関しては問題のないレベルだと思います。
タイピングソフト
オンラインタイピング
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タッチタイピングの応用
テンキータイピング
応用として覚えておくと便利なのがテンキータッチタイプですが、これも同じような方法でマスターできます。
また、テンキータイピングをマスターすれば、PCだけでなく電卓やレジ打ちなどもスピーディーになります。
ちなみにテンキーのホームポジションは以下のようになります。
- 人差し指:4キー
- 中指:5キー
- 薬指:6キー
片手タイピング
片手でもタイピングは可能ですが、やはり他のタイピングと同じように慣れるまでは練習が必要です。
ホームポジションは通常のタイピングを片手で行う形になり、左右どちらでも応用が可能です。
また、各指がカバーする範囲も多くなるので難易度は高くなります。
キーボードを片手で操作する
片手だけのタッチタイピングを可能に「WKey」v1.1.001
- Fキー:左手(小指)、右手(人差し指)
- Gキー:左手(薬指)、右手(中指)
- Hキー:左手(中指)、右手(薬指)
- Jキー:左手(人差し指)、右手(小指)