システム高速化
OSの高速化
OSは種類やバージョンによって処理速度が変化します。
システム全体の高速化を求める場合は、なるべく高速なOSを選択すると効果的です。
例えばWindowsであれば最新となるWindows 10がかなり速いため、アップグレードするだけでも高速化されます。
パフォーマンス優先の設定
システム全体の設定をパフォーマンス優先型に変更して高速化する方法です。
スタート(右クリック)→設定→システム→バージョン情報→システムの詳細設定→パフォーマンス→設定→パフォーマンスを優先する
PC環境の最適化
PC環境の最適化を行って高速化する方法です。
特に不要なデバイスやサービスを無効にすると、余計なデータを読み込まないため簡単に高速化できます。
PC環境最適化
起動時間の短縮
オペレーティングシステムの一覧表示
オペレーティングシステムの一覧表示を無効にする事で起動を高速化します。
スタート(右クリック)→設定→システム→バージョン情報→システムの詳細設定→起動と回復「設定」→オペレーティングシステムの一覧を表示する時間(チェックを外す)
起動ロゴの非表示方法
PCの起動時のロゴを表示しない方法です。
スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→msconfig→ブート→GUIブートなし(チェックを付ける)
高速スタートアップの設定
高速スタートアップの設定です。
この機能を有効にすると高速起動が可能になりますが、環境によってはネットに接続されないなどの不具合が出ます。
スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→powercfg.cpl→電源ボタンの動作を選択する→現在利用可能ではない設定を変更します→高速スタートアップを有効にする
- スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→regedit
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Session Manager\Power
- 「HiberbootEnabled」の値を「0」にする
スタートアップ起動の高速化
スタートアッププログラムの起動時間短縮
スタートアッププログラムの起動時間を短縮する方法です。
スタートアップフォルダに直接ショートカットを作成したものは起動に時間がかかります。
ところがbatファイルにまとめて記述し、そのbatファイルだけを登録すれば比較的スムーズに起動させる事ができます。
また、最初から登録されているものもbat起動が可能ですが、スタートアップ用のプログラムや引数が使用されている場合もあるので注意してください。
- スタートアップ管理:Ctrlキー+Shiftキー+Escキー→スタートアップ→対象プログラム(右クリック)→無効化
- スタートアップフォルダ:%userprofile%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
@echo off
start "" "実行ファイルのパス"(複数の場合は改行を入れて同様に記述)
スタートアップ起動の高速化
レジストリをいじってスタートアップ起動を高速化する方法です。
- スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→regedit
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- 新規キーで「Serialize」を作成し、その中にDWORD値で「WaitForIdleState」と「StartupDelayInMSec」を作成する
- 値はどちらも「0」にする
終了時間の短縮
シャットダウン時の待機時間を短縮する
シャットダウン時の待機時間を短縮する方法です。
- スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→regedit
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
- 「WaitToKillServiceTimeout」の値を「1000」に変更
シャットダウン時にサービスを自動終了する
シャットダウン時にサービスを自動終了する方法です。
通常はシャットダウン時に何らかのサービスが動作中なら終了確認が行われますが、これをせずに強制終了します。
- スタート(右クリック)→ファイル名を指定して実行→regedit
- HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop
- 文字列値で「AutoEndTasks」を作成し、値を「1」に変更