起動系のbatファイル
起動
プログラムやファイルを起動する方法です。
パスは起動したいファイル名をフルパスで書きます。
また、オプションを付け加えると起動時のウィンドウサイズを指定する事もできますが、対応していないものには効果がありません。
- 通常起動:start "" "ターゲットファイルのパス"
- 最小化起動:start /min "" "ターゲットファイルのパス"
- 最大化起動:start /max "" "ターゲットファイルのパス"
- 引数指定:start "" "ターゲットファイルのパス" 引数
インターバル
一定時間コマンドを停止する方法です。
連続でプログラムやファイルを起動する時に順番が入れ替わったり、うまく連続起動できない場合があります。
そんな時はこのコマンドを使ってインターバルを置けば、スムーズに連続起動させる事ができます。
なお、設定できる秒数は「-1~99999」まで可能です。
- 書式:timeout /T 停止時間を秒数で指定
- -1:キーが押されるまで無制限で待機
- 1~99999:指定秒数間待機
終了
稼動中のプログラムやファイルを終了する方法です。
この方法ではフォルダの終了はできませんが、以下のソフトを利用すればフォルダの終了も可能です。
一括終了ソフト
書式:taskkill /f /im "ファイル名.exe"
起動系の応用batファイル
連続起動
複数のプログラムやファイルを一括で起動する方法です。
起動したいファイルごとにbatファイルを作成し、起動用の書式を記述しておきます。
後は呼出用のbatファイルからcallコマンドで呼び出したい順番に記述すれば連続起動が可能です。
- 起動用:start "" "ターゲットファイルのパス"
- 呼出用:call "対象のbatファイルのパス"
連携起動
特定のプログラムを呼び出して、そのプログラムの終了時に別のプログラムを起動して処理させる方法です。
この方法はwaitコマンドで待機状態にさせるため、全ての処理が完了するまでタスクバーにコマンドプロンプトが常駐します。
ちなみにbatファイルを最小化起動にすれば、コマンドプロンプトを閉じた状態で起動できます。
・起動用
@echo off
start /W "" "ターゲットファイルのパス"
call "終了時起動用batファイルのパス"
・終了時起動用
@echo off
start "" "ターゲットファイルのパス"
再起動
特定のプログラムの再起動を行う方法です。
最初にプログラムを終了させて、行いたい処理を実行し、処理が終わったら終了したプログラムを再度起動するという形です。
この方法は主に特定の処理の際だけプログラムを終了させておきたい場合に効果的です。
終了用:taskkill /f /im "ファイル名.exe"
処理用:行いたい処理
再起動用:start "" "ターゲットファイルのパス"