PCの基本スペック
マザーボード
マザーボードはPCのベースとなる基盤で、拡張性や対応パーツの規格もこれによって全て決まります。
つまりこのマザーボードの対応範囲内でしか交換や拡張による強化はできないので、最も重要と言える部分です。
また、マザーボードだけを交換するのは難しく、通常は買い換えなければ大幅な仕様変更は望めません。
もしもPC全体のスペック不足を感じ始めたら、PCの買い替えを検討してみてください。
CPU
CPUはPCの様々な処理速度の要となる重要なパーツで、基本的な計算処理に利用されます。
最近ではGPUによる処理支援も可能ですが条件によってはこの機能が生かせないため、一般用途であればCPU中心のスペック構成が無難です。
また、最近はオンボードグラフィックでもある程度の処理性能が備わっているので、少々の3Dゲームならプレイする事ができます。
ちなみにスペックで選ぶ場合はまずiシリーズのバージョンを基準に選び、次に世代を見て選択してください。
ただし、iシリーズで下のバージョンでも世代バージョンによってはハイスペックになるケースもあります。
Intelプロセッサー・ナンバー一覧表
インテルCPU性能比較
Intel Coreシリーズ「i3 / i5 / i7」世代一覧と性能差まとめ
Intel(インテル)CPU性能比較表【2023/12/26更新】
iシリーズのバージョン>世代バージョン
GPU
動画処理や3Dゲームなどの専門的な事にPCを使うのであれば、GPUを重視した構成がベストです。
また、PCの基本的な処理はCPUで行われますが、最近ではGPUによる処理支援も可能になっています。
処理支援が可能なのはブラウザのレンダリングや動画のエンコードなどで、こうした処理にはCPUとGPUによる連携処理が可能です。
GPU仕様一覧表
GPU計15製品で実行するPC版「Grand Theft Auto V」ベンチマーク
GPU計30製品の結果を一挙掲載
メモリ
メモリ量は多いほど良いというわけではありませんが、少ないと性能の低下に繋がります。
また、メモリ量は利用するOSやソフトによっても変わるので、環境によってはそれほど必要としない場合もあります。
最近では最低8GB~16GB程度は必要ですが、3GB以上実装する場合はOSも64ビットが必要になります。
なお、スロットに空きがある場合は後から増設したり、スロットに空きが無くても交換による増量が可能です。
メモリ量:8GB~16GB程度(OSは64ビット版が必須)
HDD/SSD
HDDは利用するデータ量に合わせて選択しますが、多くの場合さほど気にする事は無いと思います。
よほど大量のデータを取り扱うような用途でなければ、標準の容量で問題ありません。
また、使用していて容量を増やしたくなったら、後から大容量のHDDと交換したり外付けを利用する事もできます。
なお、最近では容量より速度を重視する傾向にあり、SSDに交換する人が増えています。
eMMC とは
そのHDDで本当に大丈夫? 適材適所のHDD選び
HDDの種類:HDD(容量重視)、SSD(速度重視)