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プログラムのプラットフォーム

プラットフォームの選定

プログラミングでもプラットフォームは非常に重要です。
PC、モバイル、Webなどのどこをターゲットにするか決めておけば、開発に適した言語や知識もわかります。
また、マルチプラットフォームに対応したものもありますが、どのプラットフォームにも主流の言語があるので必ずしも最適であるとは限りません。
プラットフォームとは
マルチプラットフォームとは
クロスプラットフォームの開発環境

プラットフォームの市場

ソフトを作る際はプラットフォームの市場も非常に重要です。
現在ではPCよりもモバイルが主流なので、PCソフトを作るよりもアプリを作る人が増えています。
市場が大きければ、より多くのユーザーや収益を獲得できる可能性があります。

ネイティブとクラウド

ネイティブとクラウドでは、その仕組上非常に大きな差があります。
どちらでも制作が可能なものであれば、明らかにネイティブの方が効果的なものを作る事ができます。
例えば便利なWebサービスをそのままネイティブ化すれば、多くのユーザーはネイティブソフトを選択すると思います。
単にWebの方が人気だからと安易に選択するのではなく、クラウドのデメリットや必要性を考慮して判断する必要があるようです。
ネイティブとは
クラウドとは

ソフトとアドオン

ソフトとアドオンも選択時に考慮する必要があります。
ブラウザ上で利用するような機能なら、一般的なスタイルのソフトとして作るよりもアドオンとして作った方が効果的です。
アドオンとは

プログラムのオープン化

オープンリスク

フリーソフトやフリーサービスは一般的に利用者から料金を得ておらず、趣味など多目的で開発・公開されています。
そのためこれらに法的な責任は無いというのが一般的で、提供者の情報明記なども特に義務付けられていません。
しかし、一定数以上のシェアができれば、おのずと責任が発生する事は事実です。
本当に趣味同然と考えるなら非公開または非提供にすべきであり、一般の人が利用できる時点で何らかの責任は発生します。
ただし、これは法的なものとは違い、自分が作り出した利用者層のネットワークから生じるものです。
また、作者の方針や対応は比較的自由ですが、内容によっては獲得したユーザー数や収益の減少に繋がります。
こうした点からもわかる通り例え無料であってもネットに公開するという事は、一定のリスクも発生する事を理解しておいてください。

オープンソース

オープンソースとはプログラムのソースコードを一般公開し、誰もが自由に改良して再配布できるように技術共有する方法です。
オープンソースにする理由は色々あると思いますが、何らかの理由で開発が継続できない時に行う場合もあります。
オープンソース化する事で開発が停止したソフトでも他の技術者によって継続されれば、ユーザーは再び対象ソフトを利用できるようになります。
なお、オープンソースソフトとしてはOSのLinuxが有名ですが、他にも様々なものがオープンソース化されています。
オープンソースとは
オープンソースの定義
Google、「Roboto」フォントファミリーをオープンソースプロジェクトに
ビジネスとオープンソースライセンス

プログラムの商業化

収益化

個人が作成して提供するソフトやサービスにおいて、最も大きな課題が収益化だと思われます。
最初は趣味のつもりではじめた事でも機能改善や不具合修正など手がかかりだし、どうしても収益無しでは継続が困難になって行きます。
また、利用者が増えて規模が大きくなれば、誰でも自然と収益化を意識すると思います。
しかし、実際には開発や保守管理以上にこの収益化という部分が難しく、多くの人にとって大きな障壁となります。
大抵は無料で提供しながら何らかの方法で収益化を目指すか、有料化で勝負するかという決断が求められます。
このあたりが大きな分岐点となり、最悪の場合は開発停止や閉鎖を余儀なくされる事もあります。

ビジネスモデル

一般的なビジネスモデルとして多いのが、広告、課金、提携、成功報酬、有料化などです。
特にWebベースのプログラムやサービスは無料提供が多く、広告や提携と言ったビジネスモデルが主流です。
ネットの大手企業であるGoogle、Facebook、Xなども、こうした方法で収益を獲得する事でサービスの無償提供を可能にしています。
また、ソーシャルゲームやゲームアプリでは課金システムが主流で、上記とは違い利用者から直接収益を得る形が多くなっています。
他にも成功報酬型のビジネスモデルは、ネットオークションやマッチングサイトなどで採用されています。
このように現在では一部を除いて、利用者からではなく関連企業から収益を得るというスタイルが一般化しているようです。

シェアと言語

何らかのプログラムを利用してビジネスを行う場合は言語にも注意が必要です。
対象を国内のみに限定するなら日本語だけでかまいませんが、規模を考えれば世界を対象とした方がより大きなシェアを獲得する事ができます。
つまりどのようなものを提供するにしても、プログラミング言語と共に他国の言語に精通していると有利です。
特に英語は世界共通の言語なので、世界市場でのビジネス展開が可能になります。
翻訳プログラムで翻訳して提供する事もできますが、その場合は海外サポートや海外ユーザーの反応確認はできません。
語学

有料化の壁

業務上必須のものや非常に優れたものを除いて、有料化には大きな壁が存在します。
それは類似したソフトやサービスに無料のものが出れば、多くのユーザーがそちらに流れてしまうという問題です。
ユーザーにとっては安い方が良いので、同じような性能なら無料の方を選択するのは当然です。
このため大抵のソフトやサービスは無料で提供されるというのが一般化しています。
有料ということ。無料は善か?

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