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クリーン化

クリーン化の注意点

この項目ではネットトラブル時の自己対処方法を説明しています。
ただし、これらの方法は証拠も消滅する可能性があるので、警察に通報するようなケースでは行わないでください。

環境構築

システムのクリーン化

ネットトラブル時のクリーン環境の構築方法です。
最初にそれ以上の被害拡大を防ぐために、回線を遮断してから修正作業を行います。
ウイルスでもハッキングでも自分で修正する場合は、リカバリやクリーンインストールでクリーンな環境にするのが効果的です。
また、システムだけでなくファイルに感染している事もあるので、所持する全てのファイルをスキャンする必要があります。

クリーン環境の再構築:回線を遮断→リカバリやクリーンインストールでシステムを再構築→全ファイルをウイルススキャン、スパイウェアスキャン

ファイルのクリーン化

端末内に問題を含んだデータを保存していると様々なトラブルが起こる危険性があります。
主にウイルス、悪質プログラム、トラッキング情報などがあり、ファイルに入り込んでいるケースがあります。
特に古くなったバックアップデータを使用するとセキュリティ上の問題となる場合もあるので、なるべく削除して新しく作り直した方が安全です。
なお、所持するデータやファイルに問題がある場合は、端末やプロバイダを変更しても改善されないので注意してください。
トラッキングセキュリティ
サンドボックスソフト
仮想化ソフト

全ファイルをスキャン、データの安全性を確認、不要データや古いデータを削除、不明なファイルは仮想環境で実行する

プログラムのクリーン化

インストールするソフトも出所のわかる安全なものだけをインストールするようにします。
出所や安全性のわからないものは、なるべく仮想環境内で実行してください。
サンドボックスソフト
仮想化ソフト

安全なプログラムのみインストールする、不明なプログラムは仮想環境で実行する

修正と補強

アカウントの変更

ハッキングや情報流出によって情報が第三者に漏れてしまった場合は、可能な限りの情報を変更する必要があります。
特にアカウント情報は全て変更が必要な場合が多いですが、第三者による二次被害を防ぐために必要です。
また、ネットで使用するアカウントだけでなく、端末内にある全てのアカウント情報を変更する事になります。
このためなるべくなら重要な情報はオフライン端末や外付けなど孤立した場所に保存する事をおすすめします。

問題点を修正→全アカウントの変更

個人情報の削除

場合によってはネット上の個人情報が問題となるケースもあるので、その場合は削除してください。

ネット上にある個人情報の削除

セキュリティ環境の強化

被害に遭うという事はセキュリティレベルが低いか、どこかに穴がある可能性があります。
上記の対処を行ってもまた同じような被害に遭わないためには、セキュリティ環境の強化が必要です。
セキュリティソフトを利用していないなら導入し、利用していたのであればより強力なものに変更してください。
特に最近多いのはブラウザやメールを利用した攻撃なので、セキュリティ設定の見直しやプログラムのアップデートはしっかりと行う必要があります。
なお、マルウェアを誤って通過させてしまった場合は、セキュリティソフトや機器の設定でブロックしてください。
ネットセキュリティ

セキュリティソフトの導入、セキュリティ設定の見直し、各プログラムのアップデート、セキュリティ環境の強化など

再開時の注意点

マルウェア対策

PCをいくら初期化してもその後にインストールするソフト、拡張、アプリなどにマルウェアが混入している場合もあります。
新しいプログラムを追加してから問題が発生するようなら、アンチマルウェアなどで対処してください。
また、マルウェアはメールのリンクやWebサイトからの混入も考えられるので、拡張やソフトを利用してこれらの対策も行う必要があります。

トラップ回避措置

ネットストーキングなどで行動が追跡されていた場合は、普段利用するサイトがすでに特定されています。
この状態で継続利用するとサイトによっては危険な場合があり、何らかのトラップを仕掛けられる可能性もあります。
なるべくなら利用していたサイトへはしばらく行かない方が安全です。

利用サービスの変更、利用アカウントの削除

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